The architect, by his arrangement of forms, realizes an order which is
“pure creation of his spirit.” −Le Corbusier−
「建築家は固有の様式の配置により、使命、すなわち自らの魂の純粋な創造をはっきりと理解する。
我々が美意識を体験するのはその後である」−ル・コルビジェ−
南フランス海岸、コートダジュールに位置し地中海を望む「ヴィラ・ブルー・コースト」
イタリアの設計事務所カルヴィ・セスキア・ヴィガノ・アルキテッティ・アソシアティがこのプロジェクトの表層材に求めたことは「歴史的でありながらもヴィラの来訪者一人ひとりに驚きを与える」ことでした。1000*3000mm、厚さ3mmの大判・最薄セラミックスラブを開発し世界に驚きを与えたLAMINAMは設計者のパートナーとしてこの目的を実現させました。
ヴィラの印象強い美的な全景はLAMINAMの大判セラミックタイルの空間を横断する連続的な使用によって生まれています。大理石・粘板岩・斑岩と言ったイタリア建築の偉大な石材達に着想を得たスラブは自然の美しさを生かしながらセラミックとして天然石を上回る機能性を備えています。内壁、内外床面、キッチン、バスルーム、ローボード、屋外階段、プールサイドウォーク、プール内部と異なる強度、耐水性、耐候性、荷重等の性能が要求されるヴィラ内のあらゆる垂直・水平空間面に、統一した規格・デザインのLAMINAMが採用されています。
近代建築の巨匠、ル・コルビジェは形状と光を建築家に必要なビジョンと捉え、空や広大な山並み、地平線、水平線の美しさを室内にもたらしました。「ヴィラ・ブルー・コースト」は外界である陽光、空、海をヴィラ室内が快適な空間であることを維持しながら室内に取り込んでいます。室内の床と外部のプールサイドウォーク、インフィニティプールと地中海。LAMINAMによって創られた連続した2つの水平ライン。設計者はこのラインによって「海と空だけが存在する外側と室内を橋のようにつなぐ」と言う本質的な意思表示を行っています。
この構造は光の透過性と反射と言う劇的な役割を生み、日中ヴィラが陽光で埋め尽くされる時、また夜間にスイミングプールがライトアップされた時などに特に効果的に空間を演出します。それらの光景は、コートダジュールで最も美しく記憶に残るシーンの1つと言えます。空間の内と外、機能別に区切られた空間の境界、エクステリア・インテリア・家具・キッチンと言った個別のデザイン領域の間に生まれる境界。LAMINAMの大判セラミックタイルが可能にするシームレスで横断的な表層表現は、これらの境界を越え緩やかに繋ぎます。
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