イタリアのトスカーナにあるグランドホテル・プリンシペ・ピエモンテ。そのアウトドアスペースは、青々と茂る庭園のリラクゼーションエリアとインフィニティプールとで構成されています。水に覆われたプールの外縁と水盤は陽光に照らされ海のような青を視覚的に創り出し、眼下に広がる地中海と一体化していきます。その景色は同ホテルに空想的でアイコニックかつ決して色あせることのない卓越した魅力をもたらしています。

目に映る青と地中海の香り、晴れやかで緩やかな水面、水しぶき、ダイビング、遊泳、友人との語らい、プールサイドの食前酒。プールは一連の動的システムとしてウェルビーイングを表現しています。

■THIS IS WATER

ポストモダン文学の旗手と呼ばれるアメリカ人作家デビット・フォスター・ウォレス。2005年のケニヨン大学での著名なスピーチ「This is water」の中で彼は次のように主張しています。私たちは魚が水の存在を意識せず潮流に従うように、周囲の環境の影響を意識せず物事を考えている。そのため「どう考えるか」を学ぶ 以上に、リベラルアーツによって「何を考えるか」を学ぶ方がより重要である。

　

大理石に着想を得たLAMINAMのI NATURALI(イ・ナトゥラリ)シリーズは、プール床面に続く階段、外縁、プール内壁、床と全面に採用され、大理石を切り出して作られたようなプールに仕上がっています。LAMINAMは「プール＝ブルータイル」と言う一般的なイメージの枠の外を「想像」し新しい表現を示したこのインフィニティプールを、独自の仕様・機能性・耐久性によって支えています。

「天然大理石は水廻りやプールの使用に向かない」というこれまでの慣例は「大理石デザイン自体のプールへの採用」を制限するものではありません。自然の表層を精巧に再現した1000x3000mmから最大で1620X3240mmの仕様を持つラミナム大判タイルは、一般的なタイルや石材が持つサイズ・重量・機能性・加工性の縛りに捉われず「自然物」のスケールに近いデザイン構想を可能にします。その採用は、屋外屋内を問わず、空間の機能的役割の境界を越え、建築・インテリア・キッチン・家具と言ったデザイン領域の横断を可能にします。

LAMINAMのI NATURALI (イ ナトゥラリシリーズ)の精細なグラフィックは大理石・天然石のデザインとしての美しさを最大限に表現し、100%天然原料を採用するタイル本体は、製品ごとに原料配色や光の透過率が設定され表層に自然な深みと奥行を与えます。3メートル超の継ぎ目のない表層は人工物であるセラミックタイルがより自然のスケールに近づくための規格です。
LAMINAMはI NATURALI（イタリア語：自然界と自然が生み出すものを含む全体世界）への敬意とともに、古典建築・芸術に見られる時代に左右されない価値を引き継ぎます。

■完成されたデザインの美しさを守るラミナムの高耐久性

フローリング・壁面・外部ファサードやキッチン・家具といった建築・インテリアに磁器質セラミックタイルを採用することは、実用性および美的観点から多くメリットがあります。ラミナムの特性である耐傷性・耐衝撃性・対汚性・耐薬品性、長期の紫外線の曝露下においての耐変色性・耐物質劣化性は、完成されたデザインの美しさを時間経過によるネガティブな変化から守るために機能します。