2025.09.24
LAMINAMはタイル国際見本市「チェルサイエ2025」に出展しました。

   

次世代のセラミックタイルを生み出す革新的テクノロジー

2001年、当時「世界最薄の大判セラミックタイル」を開発したパイオニアとしての製造・応用ノウハウと、特許製造技術を含む絶え間ない研究開発によって、私たちは革新的で幅広い用途を持つセラミック表層材を生み出してきました。それらは、ご採用頂いた場所に住まい、集う人々に快適で、自分らしくいられる自信に満ちた空間をご提供するのために設計されています。ラミナムは、ミラノを拠点とするステファノ・ベリンガルディ・アーキテクツがデザインした刺激的なブースで、新しいクリエイションの発表を行いました。

2025年9月 – 国際セラミックタイル・バスルーム設備展示会であるチェルサイエ(Cersaie)のための準備が整いました。9月22日から26日まで、このイベントは再びデザインと建築コミュニティの国際的なトッププレイヤーをボローニャに迎えました。

「自然の美しい色彩からインスピレーションを得る」ラミナムは、その創造的ビジョンの可能性を最大限に表現します。私たちの新しいコレクション、仕上げ、そしてカラーは、ラミナムがラミナムである最も特徴的な要素を明確に示しています。これは、セラミックの応用と美学において、可能なことの境界を絶えず押し広げる「メイド・イン・ラミナム」の技術研究の名の下に行われています。ラミナムは、すでに大判セラミック業界で最も幅広い製品群を持つ企業の一つですが、そのポートフォリオを拡大し、2つの新しいコレクションRAREKI NO BI)と、3つの新しい仕上げDNADNA Code、そしてコレクション名と同じKi no bi)を発表します。

ラミナムだけが製造可能な世界最薄2mm厚の大判セラミックタイルを生み出す革新的なtwOテクノロジーは、数え切れないほどのソリューションのインスピレーションの源となり、私たちの製品に輝かしい新たな活力を与えています。

 


 

ステファノ・ベリンガルディ・アーキテクツとのパートナーシップ

新しいクリエイションは、著名なミラノの建築事務所ステファノ・ベリンガルディ・アーキテクツが設計した示唆に富む雰囲気のブースで展示されます。同事務所は2026年に設立10周年を迎えます。ボリューム、幾何学的な形状、ソリッドとヴォイド(中実と中空)の対比によって特徴づけられる、即座に認識可能なスタイルで定義されたこの展示スペースのデザインは、建築家ステファノ・ベリンガルディとLaminamのパートナーシップを確固たるものにしています。このパートナーシップは、複数のプロジェクトに関わり、独自のスタイルと価値観を確立してきました。

   

     

 

   

新コレクションの紹介

    

RARE(レア) – 「新しい」素材

自然の一部であるラミナムは、自然に耳を傾け、それを感じ取り、自然の要素と協働してその本質を深く探求します。そして、その構造を変化させ、これまでにない極上の素材であるRAREという新世代の表層仕上げを生み出します。これは、自然とビジョン、テクノロジーと創造性が活気に満ちて融合した、真のイタリアンデザインを称える詩です。温かく魅惑的な色合いが、絶えず変化する物語を語ります。ラミナムの独自性は他に一つとして同じものがなく、それぞれがユニークな特徴をもつことで確立されます。これは、他のすべてを超越するDNAというラミナム独自の表面処理技術によって創り出されています。

   

DNA:秘密のテクスチャコード

  

DNA(ディー・エヌ・エー)は、タイル自体の構造を変化させ、天然石のダイナミックな動きと力を忠実に再現する表面仕上げです。DNAはすべてのタイル表層に自然が本来持つ優雅さを、ユニークなコードとして刻印し、不滅のものにします。DNA仕上げのタイルは、精彩な天然石の不規則のグラフィックデザインをなぞるように意図的に配置された繊細かつ主張するレリーフ(部分的立体と触感の表現)を特徴とし、それを独特のデザイン要素に変換しています。DNA仕上げは、RAREコレクションに「指先の下で目覚めるテクスチャ」という、触れることで感情を呼び起こす「連続する異なる触感」を提供します。その三次元的特性は、生命力にあふれながらも、エレガントであり、静かで力強い印象を空間とプロダクトに与えます。

   

DNA Code – マテリアルへ刻まれたラミナムのDNA

  

それは個性を吹き込むテクスチャー。DNAの響きはさらに大きくなり、DNA Code(ディー・エヌ・エー・コード)を生み出します。離れた距離では見えない、親密な視線や手でゆっくりと触れるときに感じられるパターン。表層を流れる縦方向の線は、ソリッドとヴォイド(中実と中空)。高低差を持つ彫刻のようなレリーフが触覚的なジオグラフィーをタイル表層に描き出します。DNA Codeは、タイル表層に近づく者だけが真に視認できる構造です。それは生物の個性や特徴を決定づけるゲノムのようにラミナムの独自性をタイル表面に刻み、天然石や木といった自然物質がもつ「生命の物語」が記された表情をタイルに宿します。DNA Codeはそのタイルがラミナムであることを記すシグネチャーです。

  

KI NO BI – 芸術と自然の錬金術

  

チェルサイエ2025では強い触覚的・感覚的なインパクトを持つKI NO BI(キノビ)コレクションが新たに発表されました。

調和のとれた自然と時間の循環の中で季節の移り変わりがもたらすめぐみ。それが「KI NO BI」の原点です。アカシア・榎・杉・栗からインスピレーションを得たコレクションは、自然とテクノロジーの調和のとれた錬金術によって、卓越した、非の打ち所のない芸術へと昇華します。

ラミナムは技術的イノベーションと自然がもたらすめぐみを融合させ、最新のコレクションを生み出しました。「KI NO BI」が加わったtwO by LAMINAM※のシリーズは、私たちを取り巻く世界、環境への責任、比類ない美しさを地球との調和を尊重しタイル製品として表現する試みです。軽さ、世界に類を見ない革新的な2mm厚の薄さは環境負荷を軽減し、調和のとれた自然世界を称えます。

「KI No BI」は、持続可能性と社会全体に配慮したウェルビーイングを代弁します。繊細な木目調のニュアンスは、組み合わされる他素材と調和し、薄さと軽さがもたらす汎用性によって建築・インテリア空間全体に、「私たちの住む自然世界」を描き出すことを可能にします。

※two by LAMINAMは、1000×3000サイズの大判でありながら公称値僅か2.6mm(裏面ファイバー補強付き)の薄さを実現させる独自技術(特許申請中)により製造されます。ラミナムはこの製品を「twO by LAMINAM」という「地球環境と持続可能性のための新ブランド」として立上げました。薄さと軽さは、自然原料の削減、焼成時間短縮による温室効果ガス削減に直結するばかりでなく、これまでタイルが不可能であった曲面施工を可能にする高い汎用性を併せ持ち、あらゆる建築・インテリア・キッチン・家具プロジェクトに「持続可能性と独自性」をもたらします。

  

Ki no bi 仕上げ – 触れることで立ち上がる体験

  

「KI NO BI」コレクションに採用された表面仕上げは、このコレクションの名称から「KI NO BI仕上げ」名付けられました。天然木の特徴的な視覚的情報に隠れた、素材に親密に耳を傾ける方法を知っている人だけに明らかになる、静かな特徴をもつタイル表面仕上げです。その体験は目ではなく、手から始まります。グラフィックパターンは、木の節と木目の流れによって導かれ、この流れがデザイン言語となり、家具やインテリアデザインを特徴づけます。「twO by LAMINAM※」ブランドから発表された「KI NO BI」は、同時に持続可能性という無形価値をプロジェクトに提供します。

 

  


   

   

  

  

ラミナムジャパンでは、チェルサイエ2025で発表されたセラミックタイル表現の最先端をご紹介するイベントを東京・大阪・名古屋で開催予定です。発表されたばかりの商品が一堂に会し年内にいち早くご覧頂ける特別なイベントとなります。イベントのご案内は、弊社公式インスタグラムより先行してお知らせいたします。この機会にアカウントのフォローをよろしくお願い致します。