2025.04.15
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ラミナムはミラノ・サローネ2025(Salone del Mobile 2025)に出展しました。

水の曲線 Curvature of water

2025年のサローネ・デル・モービレ(ミラノサローネ2025)で、Laminam(ラミナム)は建築とインテリアデザインの世界における新たな大判セラミックタイルの可能性に焦点を当て、最先端の技術と独自の美学に従って、設計者・インテリアデザイナー・プロダクトデザイナーの独創的な表現の可能性を切り開きます。

自然がデザインし、ラミナムが創造する。

-イタリア・フィオラーノ・モデネーゼ発。大判タイルのパイオニア企業、ラミナム -
世界最薄×立体表層×曲面。掛け合わされた独自性は唯一無二の建築・インテリア・プロダクトデザイン表現のために。革新的挑戦的技術と新しいデザイン表現でミラノ・サローネの理念を体現するラミナムの新コレクション。その創造的なビジョンの背後にあるインスピレーションは、再び「 自然 」です。ミラノで開催された第65回サローネ・デル・モービレ。ラミナムは革新的で独創的かつ多用途な大判セラミックタイルで来場者を魅了します。

世界で唯一ラミナムだけが製造できる「本体厚2mm」の世界最薄大判セラミックタイル、独自の美学から生まれる真正性の高い天然石の表現、そして体験を生む新しい立体表層デザイン「DNA」。大判セラミックタイル業界の中でもすでにトップクラスのラインナップのさらなる拡充は、建築家・インテリアデザイナー・プロダクトデザイナーの方々に幅広い視野をご提供し、クライアント・オーナー・エンドユーザー様の価値観にマッチする「自分らしい自信に満ちた」独自の空間・プロダクトの創造をお手伝いします。

■持続可能性のためのブランド「 twO by Laminam 」と水の曲線

一滴の雫が落ち、優しく包み込むように広がる。それは周囲の形状に適応し変化します。表面を滑り、空間を満たし、自然体の優雅さで空間に馴染む。柔らかく流動的でありながら、その進路は明確です。

ラミナムが手掛ける世界で最も薄い大判セラミックタイルの新ブランド「 twO by Laminam 」
その2つのコレクション、GEMINI(ジェミニ)とSLATE(スレート)はまるで水の流れのように、軽く柔軟で、あらゆる環境に適応し、ご採用頂いた建築・インテリア・プロダクトが持つ本質的な構造を変えることなく引き立てます。

水のように。「 twO by Laminam 」は純粋な「多様性」です。空間に合わせて形を変え、その形状を正確かつ調和的に捉え、表面を優雅に、自然に、途切れることなく変貌させます。それは、形と機能、美学と実用性の完璧なバランスです。

  

■持続可能性のための新ブランド「twO by LAMINAM」

ラミナムの先駆的な技術研究とパイオニアとしての経験とノウハウから生まれた「僅か2mmの厚み」の大判セラミックタイルは、タイルの歴史の真の転換点となります。天然原料100%で構成されるタイル本体のその薄さは、使用される自然原料と焼成時間の削減をもたらします。

2050年にCO2排出量を1990年比で87%削減するEUの温室効果ガス排出削減目標。エネルギー集約型(コストに占めるエネルギー項目が20%近い)のセラミック産業では熱処理工程の70%が天然ガスにより賄われてきました。天然ガス燃焼による温室効果ガス削減の手段として焼成工程の電化、焼成時間の短縮、低温焼成化の研究が進められています。

セラミックタイルの製造段階のみを考慮したEUの2050年温室効果ガスGHG排出の目標は、セラミックタイル本体の薄型化または再生可能エネルギー源による熱処理の50%の電化によって達成できると試算されています。

ラミナムでは2023年までに3基の電気/ガスハイブリット焼成窯を導入。焼成工程の75%をガスから電力に切り替えています。自社の太陽光発電システムから供給される電力は焼成工程で必要となるピーク時の電力を賄える発電能力を備えています。「 責任のある美の追求 」のために様々な持続可能性への取り組みを進めています。

    

■あらゆる空間・プロダクトの必要要件を満たす仕様ラインナップの拡充

自然素材の力強い美しさと、空間に溢れる光との実存的な対話へのオマージュであるSlate(スレート)コレクションに、ミラノサローネ2025で新たなラインナップが追加されました。これまでの2.6mm/6.1mm厚(裏面ファイバーガラスシート補強材を含む)に、キッチンカウンターやテーブルトップに適した12.5mm厚が加わります。静謐さと真正性(本物であること)により表現されるジャパンディ・スタイルにも高い親和性を発揮します。

  

I Naturali(イ・ナトゥラリ)コレクションのカラカッタ・ヴィオラ・ブックマッチ(12mm厚)、Diamond(ダイヤモンド)コレクションのクリスタッロ・マッキア・ヴェッキア・ブックマッチ(12mm厚)、そしてHado(ハド―)コレクションのトラバーチン・ビアンコ・ブッシュハンマー仕上げ(5mm厚)が新たにラインナップに加わり、設計者・デザイナーの方々の創造性と想像力に新たなインスピレーションを提供します。空間やプロダクトのあらゆる垂直・水平面にテクスチャーと色味の連続性を維持しながら採用できるラミナムの組み合わせがますます広がっています。

      

DNA:秘められたテクスチャーコード

歴史ある伝統石材にインスピレーションを受けたI Naturali (イ・ナトゥラリ)シリーズに「触れる体験」を生むこれまでにない表層立体デザインが加わります。DNAと名付けられ面状は、タイル表層の構造を変化させ、自然のダイナミックな動きと内に秘めた力をこれまで以上に忠実に再現します。

DNAは天然大理石の持つ「美しさ、優雅さ、壮麗さ」にラミナムらしい独自のデザインコードを加えます。天然石の不規則性のあるグラフィックに合わせて配置をデザインされた繊細でありながら明確な彫刻のようなレリーフ(天然石の持つ自然で立体的な表層)が特徴的な作品に仕上がっています。表層に留まる水のようであり、ガラスの脈理のようでもある立体的曲線は、光を受けて主張します。

ラミナムの新しいタイル表層仕上げ、DNAが初めて採用された12mm厚のTaj Mahal ( タジ・マハール ) コレクションがミラノ・サローネ2025で発表されました。柔らかく大胆な表層のグラフィック/立体デザイン。自然物のスケール(3.24×1.62m)の迫力は、表面から力強さと気品を放ちます。ライトブラウン、ベージュ、ホワイトの優雅な脈理が洗練されたバランスで調和するTaj Mahalは、新たな建築・インテイリア・プロダクト表現へと誘います。

フォーリサローネ

ミラノデザインウィーク期間中、スカラ座にほど近いラミナム・ショールームでもイベントが行われました。
ここでは、新ブランド「 twO by Laminam 」からジェミニ・コレクション・アチェロをフィーチャーした、アンドレア・フェデリチ氏による先験的なトータル・ルックのコンセプトキッチンが紹介されました。